●2022年(令和4年)10月12日(水)Sympo2022(オンライン)2022年度ショートコースーマイクロ波の生体影響と安全利用の狭間で〜マイクロ波をより身近な技術へ〜

Sympo2021@Himeji

 

2022年度ショートコースチラシ印刷用

 

【シンポジウム実行委員会からのお知らせ】

●新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、オンライン開催への変更を決定いたしました。

 

【主催】特定非営利活動法人 日本電磁波エネルギー応用学会

【共催】日本電磁波エネルギー応用学会 生体影響と安全利用ワーキンググループ

 

【協賛団体】

協賛を承認いただいた団体様を、50音順に掲載しております。
IEEE MTT-S Japan・Kansai・Nagoya Chapter/公益社団法人 化学工学会/ 公益社団法人 化学工学会 熱工学部会/公益社団法人 高分子学会/ 一般社団法人 触媒学会/ :一般社団法人 電気学会 リニアドライブ技術委員会/ ナノ学会/ 一般社団法人 日本エレクトロヒートセンター(JEHC)/公益社団法人日本セラミックス協会/ 公益社団法人日本化学会 / 日本学術振興会 R024電磁波励起反応場委員会/ 一般社団法人 日本鉄鋼協会/ 公益社団法人 有機合成化学協会

 

【開催日時】

令和4年(2022年)10月12日(水) 13:00-17:30

 

【開催地】

オンラインシンポジウム会場(Zoom利用)

 

【開催にあたり】

電磁波の産業利用は多岐にわたっており、その利用拡大には「生体影響と安全利用」は避けては通れない。そこで、第1部では、「生活を豊かにするマイクロ波エネルギーの利用技術」として、創薬の分野や生物活性で使用するためのマイクロ波の活用方法についてご講演を頂きます。第2部では、「マイクロ波の安全利用に向けた取り組み」として、生体に与える非熱作用や他のマイクロ波特殊効果を維持しつつ、安全・安心・信頼を与える利用技術や測定技術、評価技術をご講演頂きます。多数の参加者をお待ち申し上げます。

 

【プログラム】(7/9/2022現在)

 

13:00:実行委員長挨拶 朝熊 裕介(兵庫県立大学

第1部:生活を豊かにするマイクロ波エネルギーの利用技術

 

座長1:堀越 智(上智大学)

 

13:05〜13:55「マイクロ波照射によるC-C結合形成反応による多環芳香族化合物の合成」
佐治木 弘尚氏(岐阜薬科大学)

講演要旨:少量のマイクロ波加エネルギーを連続フロー反応の固体触媒担体に安全に集約させて、フロー流路内で形成した局所高温反応場を利用してC-H活性化を効率よく誘導する反応開発を推進しています。C-H活性化を起点にC-C結合形成反応が進行して、脱水素芳香化反応(有機化合物からの水素抽出反応)や多環式芳香環形成環化反応を効率よく進行させることに成功しました。これらの反応は、ヒーターなどで外部過熱した場合にはほとんど進行しないので、マイクロ波加熱に特異的な促進効果が生じていることが強く示唆されています。エネルギー効率が極めて高いSDGs適合型の方法論として、その利点と実用化に向けて解決していくべき問題点を紹介させていただきます。

 

座長2:朝熊 裕介(兵庫県立大学)

 

13:55〜14:45「マイクロ波加熱技術の生理活性物質合成への利用」
飯田 博一氏(関東学院大学)

講演要旨:マイクロ波加熱技術の有機合成化学反応への利用は、1986年に2グループから初めて報告されて以降、いろいろな有機合成化学反応へ利用されてきている。今では、油浴での加熱などの通常法では進行しない反応が進行する例も見いだされ、特殊な「マイクロ波加熱反応」として取り上げられることも多い。一方で、医薬品や化粧品といった生理活性物質の合成の中でマイクロ波が加熱技術として利用されている例はそれほど多くはない。そこで、マイクロ波加熱技術のユーザーとして、生理活性物質の合成への利用例を紹介するとともに、マイクロ波加熱法の利点や実験の際の注意点について紹介します。

 

14:45〜14:55 休憩時間

第2部:マイクロ波の安全利用に向けた取り組み

 

座長3:朝熊 裕介(兵庫県立大学)

 

14:55〜15:20「マイクロ波照射と生命現象への影響、そして安全利用へ」
臼井 健二氏(甲南大学)

講演要旨:マイクロ波は生体への透過性と加熱能から、医療分野においては整形外科の加温治療や肺がんの治療などに用いられ、産業分野においては無機材料及び有機材料の合成,ペプチド合成などに用いられている。しかしながら、生命科学分野の報告においては、がん以外の他の多くの疾患及び各生命現象に対する影響についての詳細報告は少ないのが現状である。本発表では、ペプチド科学の観点から、生命現象に対する影響についての解析を試みてきた我々のこれまでの、ペプチドによるミネラリゼーションの影響研究や、ペプチドによる細胞膜透過の影響研究について紹介・報告し、安全利用について考察したい。

 

座長4:大内 将吉(九州工業大学)

 

15:20〜16:00 「マイクロ波安全基準とマイクロ波化学の交錯」
小池 誠 氏 (小池誠マイクロ波研究所、マイクロ特許事務所)

講演要旨:マイクロ波安全基準は、マイクロ波の熱作用に基づいて定められている。一方、マイクロ波が生体に与える非熱作用は示唆されているのだが、十分に解明されていない。ところで、マイクロ波化学では、マイクロ波加熱に伴って、反応速度が促進し、副反応が減少するなどの特異効果が報告されている。本稿は、マイクロ波が生体に与える非熱作用について、マイクロ波化学という観点、及び、温度に関する熱力学、特に非平衡熱力学という観点から理論的に考察する。

 

座長5:臼井 健二(甲南大学)

 

16:00〜16:40 「光電界センサによるキャビティ内マイクロ波計測装置と測定例」
大沢 隆二 氏 (精工技研 市場開拓室)

講演要旨:マイクロ波化学におけるマイクロ波照射(周波数・電界強度・方向・時間変
化)のためには無給電で光ファイバによる信号伝送を行う光電界センサを使う事が有
効である。特定の微小領域からキャビティ全体の電界強度をモニタすることで、異常発
振を検知し思わぬ事故を防ぐことも可能であり、更にはシミュレーションにより意図
的に発生させた電界分布を検証することもできる。これらの事象を実測結果とともに
報告する。

 

座長6:臼井 健二(甲南大学)

 

16:40〜17:20 「電波利用における人体防護の在り方と規制の実際」
富樫 浩行 氏 (ディーエスピーリサーチ 認証機関 法務・マーケティング担当)
中西 伸浩 氏(ディーエスピーリサーチ 代表取締役社長、甲南大学 客員教授)

講演要旨:人体への電磁波の影響については各国で研究が進められており国際的な指針として公開されている。日本においてもこれらを基本としつつ実際の電波利用環境を考慮した電波防護指針を策定している。また、国際電気標準会議の標準化規格であるIEC 62209-1及び -2を参照した技術基準が施行されており、基準認証制度の元に運用されている。本稿ではこれら電波の安全な利用に係る法律等を含む制度全般とその運用実態について報告を行う。

 

17:20〜17:30  クロージング

 

【参加費】

(税込・領収書発行)電子版講演要旨つき-Sympo2021と同額
種別前期参加登録
(8月19日(金)迄)
後期参加登録
(8月20日(土)-9月26日(月))
ショートコース
(10月12日)
シンポジウム
(10月13-14日)
ショートコース
(10月12日)
シンポジウム
(10月13-14日)
JEMEA会員/協賛団体会員一般¥5,000¥8,000¥7,000¥11,000
学生¥2,000¥4,000¥4,000¥6,000
非会員一般¥7,000¥15,000¥9,000¥20,000
学生¥3,000¥6,000¥5,000¥8,000

 

【参加申し込み】後期参加登録締切9月26日(月)23:59 最終締め切り

 

  • 参加申込は9月26日(月)が最終締切で、当日の参加受付は行いません。参加費用は入金期限(9月30日(水)までに「銀行振込」をお願いします。
  • ショートコース要旨集は10月11日、シンポジウム講演要旨集は10月12日からダウンロードできるよう準備予定です。詳細は後日お知らせします。
  • この日程表は実行委員会の判断で変更することがあります。ご了承ください。

 

【第16回日本電磁波エネルギー応用学会シンポジウム実行委員会】

実行委員長:朝熊 裕介(兵庫県立大学)
実行委員(50音順):臼井健二(甲南大学)、岸原充佳(岡山県立大学)、桑原なぎさ(パナソニック㈱)、
仁科勇太(岡山大学)、福島 潤(東北大学)、望月 大(東京電機大学)
事務局: 佐藤 容子 (JEMEA事務局)

【連絡先】

第16回日本電磁波エネルギー応用学会シンポジウム 実行委員会
E-mail:sympo2022@jemea.org (シンポジウム事務局 佐藤)

各種申し込みはWebからお願いいたします。

【JEMEAのホームページ】


Sympo2022 office
10/12-10/14/ JEMEA Sympo2022@online
Mail to:sympo2022@jemea.org
Tel&Fax:03(3414)4554
HP:https://www.jemea.org


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