公開日  2015/07/12 10:42:58

第289回生存圏シンポジウム@京都大協賛 開催報告

JEMEAが協賛いたしました「第289回生存圏シンポジウム マイクロ波化学応用セミナー -化学・医学への電磁波応用の展開-」が成功裡に終了なさった、とのことで、下記の開催報告を京都大学 生存圏研究所 三谷友彦先生(JEMEA理事)より受領いたしました。
参加いただいた皆様、ありがとうございました。

参加者:参加総数44人(うちJEMEA非会員29名)

当日のプログラム等は[url=http://www.jemea.org/modules/news/article.php?storyid=287]こちら[/url]

マイクロ波を中心とした電磁波エネルギー応用研究は、特に化学分野を中心に年々活発になっている。本セミナーの目的は、電磁波エネルギー応用の新展開として化学分野・医学分野の研究者に各分野の観点からのマイクロ波利用に関する講演をして頂き、幅広く議論を行うことである。
 朝熊先生には、化学工学の観点からのマイクロ波利用について、特にマイクロ波照射時のバブル形成に関する研究内容を紹介頂いた。近田先生には、企業でのマイクロ波装置開発を中心にマイクロ波プロセスの現状および課題について講演頂いた。内藤先生にはマイクロ波照射NMR分光法の最新の研究内容をご紹介頂き、NMR分光法はマイクロ波化学反応の特異な現象を説明できる手段の一つとなり得る可能性について講演頂いた。田伏先生には医学、特に外科の観点からのマイクロ波加熱応用について講演頂いた。いずれの講演も、マイクロ波加熱応用の最新動向と新たな知見を得る上で大変有意義であり、質疑応答も活発であった。